先週は7日(水)と8日(木)に2つの大きな研究授業が行われました。

7日(水)は11月15日(火)に本校を会場として行われる公益社団法人 信濃教育会主催「全県研究大会」の事前授業で、3校時に数学科・理科・保健体育科の3教科が、4校時に総合的な学習の時間の授業を校内で公開し、國學院大學人間開発学部初等教育学科教授 田村 学 氏から本校が今年度研究の柱としている『探究的な学び』の視点からご指導いただきました。

8日(木)は下伊那地区中学校教育課程研究協議会が行われ、1年2組の数学の研究授業が行われました。本校数学科は今年度「数学的な表現力を高めること」を重点としており、小単元「文字式の利用」の場面で、友だちや教師に伝達する「伝達・口頭表現」と、ジャムボードやプリントに記述していく「説明・記述表現」を取り入れた授業が展開されました。また、自分の学びを高めることを目的に評価する方法としてルーブリック評価を毎時間行うなど、校内の先導役として新たな教育方法も提案されました。

数学の授業を参観された先生方からは「試行錯誤しながら課題を追究する生徒の姿が見られてよかった」、「友だちに教えたり、聞いて理解する姿がとてもよかった」、「思考の場面でICTが有効活用され、使いなれているので操作に無駄がない」、「ルーブリックを用いて自己評価するのは良い」などの意見が出されました。生徒にとってこの単元は壁にぶつかりやすい内容ですが、一人でじっくり思考し、級友とかかわりながら、提示された数量及び数量の関係を捉え、説明しようと努力している姿が見られました。